
こんにちは、アラサー女子のりなです。
突然ですが、みなさんは「男性不妊」という言葉を知っていますか?
妊娠・出産の話はどうしても女性がメインになりがちですが、男性側に原因があって子どもをなかなか授かれないこともあるのです。
私は結婚してもうすぐ1年になります。
つい先日、病院で検査をしたら夫の精子の数が一般的な男性の100分の1しかいないことがわかりました。
自然妊娠は難しいということです。
夫も私もとてもショック…。
でも、やっぱり自分たちの子どもを諦めきれません。
望みを信じて、不妊治療を始めました。
男性不妊が発覚するまでのこと、不妊治療開始までに夫と話し合ったこと、男性不妊に直面した妻の気持ちを書いてみようと思います。
いつか子どもがほしいと思っている人はもちろん、私たちと同じように男性不妊に悩んでいる人の助けになれば幸いです。
目次
病院で検査を受けようと思ったきっかけ

なぜ結婚1年目の私たちが、早々と検査を受けたか説明しますね。
夫の心配というより、私自身が妊娠できる身体なのか心配だったので検査に行ったのです。
29歳の今日まで生理不順や体調で気になることはなかったけれど、万が一のために…と心配性だったんです(笑)
せっかく私が検査を受けるなら、夫も一緒にやろうということになり採血と精液検査をしたのです。
2人とも今すぐにでも子どもがほしかったから、夫はすんなり検査を受けることに同意してくれました。
精液検査に抵抗がある男性もいると聞いているので、夫が検査を受けてくれたことにとても感謝しています。
検査の結果

私の検査は生理周期に合わせて何回か病院に通わなければならなかったのですが、夫の結果は1回の通院ですぐに出ました。
採血の結果は、2人とも感染症や不妊の原因になりそうなものはなし。
よかったー!
しかし精液検査の結果に問題がありました。
検査結果の用紙を見ると、正常値の横に夫の結果が載っているのですが、あきらかに正常値より少ない!
元気な精子の数は正常値の100分の1くらい…。
この結果だと、自然妊娠は難しいので人工授精や体外受精をおすすめしますと言われてしまいました。
夫と一緒に検査結果を聞いたのですが、2人とも唖然!
精液検査は1回では正確な結果はわからないということで、後日もう1度検査をすることになりました。
しかし、3回検査しても結果はほとんど変わらなかったのでした。
離婚したいと言われた

男性不妊がわかってからの日々の中で一番つらかったことは、夫から離婚しようと言われたことです。
夫は私が子どもを授かることを熱望していたことを知っていました。
自分と結婚生活を続けることで、子どもを授かるという夢を叶えられないかもしれないのを申し訳なく思っていたのですよね。
私は「離婚」という言葉に、悲しい気持ちをとおりこして大激怒!
検査を受けたのは離婚するためじゃなくて、子どもを授かるため。
子どもを授かれないなら離婚だなんて、結婚式で誓った覚えはない!
辛いことも一緒に乗り越えるために結婚したんだよ!!
私たちの子どもに会える可能性があるなら、不妊治療に挑戦すればいいじゃない?
こんな感じのことを夫に言いました。(怒っていたから正確に覚えていない 笑)
もし不妊治療をしても授かれなかったときは、子どもにそそぐはずだった愛情も全部あなたに注いで生きていくからいいよ。
こうして、私たちは不妊治療をすることを決めたのでした。
不妊治療がはじまってからの妻の気持ち

男性不妊が発覚しても夫を愛する気持ちは変わらない
男性不妊ということがわかっても、夫への愛情は少しも減っていません。
人生に困難なことはつきもの。
私たち夫婦の場合は、たまたまそれが男性不妊だっただけ。
むしろ、一緒に困難を乗り越えていけるパートナーに恵まれた私はとても幸せだと思っています。
不妊治療で夫に求めること
男性不妊であっても、通院・毎日の薬・注射は女性である私の役目です。
男性不妊の根本的な治療ってないのですよね。
精子を増やす薬とかあったら良いんですけど(笑)
2人が子どもを欲しくて治療しているので、夫よりも私の負担が大きいことは仕方ないと思っています。
夫も私の負担を気にしているのか、「今日も病院に行ってきてくれてありがとう。」と言ってくれるとすごく嬉しいです。
もし不妊治療をしている男性がいたら、どちらに原因があるかに関わらず奥さんに感謝の気持ちを伝えてあげてくださいね。
もちろん私たち妻も夫へ感謝の気持ちを伝えます!
私の場合は、病院へ一緒についてきてほしいとかは望みません。
不妊治療ってすごくお金もかかるから、夫にはバリバリ稼いできてほしい(笑)
助成金も全員がもらえるわけではないので、2人で頑張るしかありませんしね。
自分の仕事が気がかり
私は正社員で働いているので、通院のために遅刻や早退するのがストレスです。
病院は自分の予定に合わせてではなく、卵子の発育に合わせて行かなければならないので全然予定が立ちません。
突然、明日も病院来てね!なんて言われることも。
すでに職場のみんなに迷惑をかけているので、いつまで今の状態で治療続けられるかな~って感じです。
「不妊治療休暇」を1年くらいとらせてほしいわ(笑)
少子化対策の一環として制度をつくってほしいな。
夫と同じ夢をもてることが幸せ

不妊治療は予想外の展開だったけれど、「自分たちの子どもがほしい」という夢を夫と一緒にみられる毎日がとても幸せです。
すんなり子どもを授かった人からみたら、不妊治療で時間もお金も沢山使ってかわいそうと思われそうですが、それも私たちの人生だから仕方ないです。
結婚1年目でぶつかった困難を2人で乗り越えられたなら、この先の子育てや家族の問題が起こっても力を合わせて乗り越えていく自信になると思うので頑張ります!
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